お取り扱い方
- こげ茶色の面にはタンニンが含まれています。
水や雨に濡れるとタンニンがお洋服などに付く場合があり、洗っても落ちにくいのでお気を付けください。 - 天然の素材のためささくれのある場合がありますが、お使いいただくうちになくなっていきます。
- 胡桃は水分を含みやすい素材です。湿度の高い場所でのご使用・保管はカビの原因となることがあります。特に梅雨から夏にかけてはお気を付けください。また、水に浸けると形崩れするため、ザルとしてはお使い頂けません。
Pepinは「種」という意味です。
種は、いのちのはじまり。
「はじまり」が持つ清らかさ、力強さ、
しなやかさを感じられるようなかごを目指し、
一点一点作っています。
大西麻理OONISHI Mari
Kagocco Pepin主宰。
名古屋市生まれ。短大卒業後、東京へ。幼いころから裁縫、刺繍、編物などの手芸を楽しみ、2000年ころから独学でかご編みを始めました。2013年岩手県へ猫と移住。
移住直後から偶然のご縁で、かご材料(遠野に自生する胡桃の樹皮)の採取を教えてもらい、かご編みを再開します。シンプルで少しシック、でも柔らかい雰囲気のかごをつくろうと、2017年Kagocco Pepinとしての活動スタート。かごの素材採取から製作まですべて行っています。
● 工房見学は受け付けておりません。
● 現在実店舗はありません。商品のご購入は、取り扱いのお店またはオンラインショップをご利用ください。
※在庫がない場合もありますので、くわしくは各店舗へお問い合わせください。
Kagocco Pepinのかごは、樹皮の採取から始まります。
胡桃(くるみ)は白く光る、美しい木です。5〜6月頃、かご編みに適した幹や枝を探して採取します。
1年で使うかごの材料は、この時期に全て採取し、準備しておきます。
水分をたっぷり含んだ木は、簡単に樹皮を剥くことができます。切り込みを入れて、隙間にへらを入れてぐぐぐとすると、きれいにつるり。切った木はその日のうちに樹皮を剥き、内面を外側にしてくるくると丸めます。
丸めた樹皮はそのまま吊るし、数ヶ月間乾燥させます。
白かった樹皮の内面は、乾燥するうちに焦茶色に変化します。樹皮ごとに薄さ、色、模様などが違うため、用途に合わせて使い分けできるように整理しています。
編むときは、ふたたび水に浸して柔らかくし、一定の幅に切りそろえてから、編み始めます。
胡桃の樹皮は、表面が淡い灰色、内面が焦茶色で、どちらを使うかで趣が変わるのが魅力。また、幅の広さや樹皮の薄さでもまた違った表情となります。素材の特徴を確かめながら、ひとつひとつ編んでいきます。
乾燥させて、できあがり
さまざまな美しいてぬぐいを作っている「あひろ屋」と一緒に、オリジナルの吾妻袋を作っています。
1枚または2枚の布でできているシンプルな作りで、手提げかごの内布やバッグインバッグ、または小さなかごの雨よけとしてお使いいただけます。
口をきゅっと留めるあけびの輪っかは、Kagocco Pepinのオリジナル。
色や柄違いで、かごとの組み合わせも楽しめます。
○ コットン100%またはリネン100%
○ あひろ屋さんの商用使用登録済み
かわいいけれど近年急増し、遠野では大きな被害も出ている鹿(ニホンジカ)。「SHIKAYA」は、その対策に活躍するハンター達への助けとするため、駆除された野生の鹿の革を扱っています。
その鹿革を使い、かご用のハンドルカバーを作りました。環境に負荷をかけない方法でなめされた鹿革は、柔らかく手に吸い付くような、しっとりしたやさしい感触です。 手提げのかごと組み合わせてお使いください。
○ 「タンニンなめし」や「リン酸なめし」が採用されています。
○ 野生の鹿革のため、傷・色むら・虫のあと(白い所)がある場合があります。ご理解をお願いいたします。